HEADLINE

インタビュー

『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』シーズン2 城田優インタビュー!「色々な場面で共感してもらえるドラマになっていると思います」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ついに101本のエピソードが完結!“未婚のプロ”ジェーン・スー原作『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』の待望のシーズン2が現在CS放送・女性チャンネルLaLa TVで好評放送中だ。
豪華俳優&スタッフが各エピソードに起用されていることも注目のこのドラマ、第8話(「彼の母親は完璧だ」ほか)の監督・原案を手掛けたのは城田優。初ドラマ監督の感想を聞いた。

城田優_1

関連記事:城田優がLaLa TV開局15周年記念特別ドラマで監督デビュー!

――ショートフィルムの監督は何度かされていたということですが、初ドラマ監督ということで、オファーを受けた時の感想はいかがでしたか。

単純に嬉しいと思いました。個人的に、チャンスがあったら演出や監督に挑んでいきたいと思っていたので、やってみたいと。

――監督をやってみたいと思ったのはいつから?

厳密に、監督をやっていこうと志したきっかけはないんです。でも、やりたいという気持ちはすごくありました。
もともと撮ることが好きで、20歳くらいから自分で8ミリカメラを使って、役者をやってる友達だったり、一般の友人と、くだらない、身内だけの笑える30分くらいのドラマを撮ったりしてました。自分で監督、脚本、演出、編集まで。とはいえ、ただ趣味でやってることと、仕事としてやることは、全くクオリティーも変わってきますし、責任もありますから、実際そこに足を踏み入れるのは怖かったんです。
でも、少しずつ段階を踏んでというか、ショートフィルムをやらせていただいたり、最近は『オモクリ監督』に呼んでもらったりとか。今回もそうですけど、身の丈にあったというか、徐々にステップアップさせていただいてます。役者としての経験は10年以上あるとはいっても、助監督から何年も経験を積み重ねて監督になる皆さんには大変失礼というか、いきなりショートカットみたいになってしまっているんですけど・・・。感覚だけでなんとかスタッフの皆さんに助けていただきながらやっているところです。

――では、念願叶ってのドラマ監督という感じですか。

そうですね。こうやって名前のある役者さんを起用して、実際にドラマを作るっていうのは、すごくありがたいことですし、同時にプレッシャーというか。今回のドラマでは有名な監督さんたちもいらっしゃるわけで、若干ビビってるところもあるんですけど(笑)。実は明日編集(インタビュー日は編集の前日)なので、明日またビビるのかもしれません(笑)。

――撮影中は、役者も経験している監督ならではの役者さんへのアドバイスもあったかと思いますが。

そうですね。やっちゃいけないことかもしれないですけど、自分で演じて見せちゃうんですね。自分がドラマや映画に出ているとき、監督さんがわざわざやることはないんですけど、僕の場合、どうしても自分も演技している側だからか、動きをつけてやっちゃう。特に今回は、セリフのニュアンスの付け方、音の付け方だったり、「間」にすごくこだわりました。コメディータッチのドラマなので、面白さに関していちばん大事なのは「間」だろうと。それについてはなんども「こういう感じで」って、自分でジェスチャーとセリフを言いながら見せたりすることがありました。それが役者さんにとってやりやすかったのか、やりづらかったのかは分からないんですけど、たぶん役者ならではの演出の仕方なのかなと思います。

城田優_2

――ドラマ監督をやってみて、撮影中難しかったことを挙げるなら?

カット割りとかですね。最低限のルールみたいなことがあるんですけど、そのへんはよく分からないんですよね。専門の勉強をしているわけでもないし。カメラワークとかに関しても、ズブの素人なので。いろいろお話を聞きながら、相談しつつ、「これってどうですか」「こっちはどうですか」「もう少し寄ったら変ですか?」とか確認しつつ。全てが“城田ワールド”っていうよりは、割とルールに乗っ取って自分の世界観を作っていくことに一応務めたつもりではあります。ただ、明日編集してみないと、どうなるか分からないですけど(笑)。

イメージが具現化されていく、作ることの楽しさ

――今回監督をやったことで、気づいたことはありますか?

監督の気持ちというものは、やってみないとわからないんですよね。どういうことを意図して言ってるのかとか。特に、どれだけいいものを作るためと思っても、時間との戦いなので、妥協しないといけないことがあるんですよね。いま監督さんが何を感じているのか、考えているのかっていうことを、なんとなく感じられるようにはなったのかな…。

――監督された第8話(10月21日放送)では、インターネット上の情報が中心となっている彼女と、そんな彼女に振り回される大学院生の彼との三つのエピソードが描かれます。城田さん自身がこれらの原案も手掛けたそうですね。

一応「僕なりにイメージしたものはこれです」くらいのレベルのものを見せたら、「そこから作っていきましょう」となって。仮のエピソード1の、「ネットの噂話を、いちいち彼女に報告する。」っていうところから打ち合わせしつつ、じゃ次のエピソードはどうしようとか、こういうの入れていこうとか、こういうの楽しいんじゃないかというふうに広げていった感じです。だからゼロを1、2にして、みんなで一緒に作っていった感じですね。
前半の台本は、ほぼ僕のイメージ通りになっています。主人公の桜と洋介っていう名前もそうです。二人の年齢設定だったりとか、モノローグから始まって、カフェでコーヒーカップにコーヒーが注がれて、運ばれていくっていう一連の流れも、だいたい僕が書いたイメージ通り。それから後半になるに従ってふじき(みつ彦)さんに足してもらってるんですけど。

城田優_7

――原作のなかから、このエピソードでということで原案をふくらませていった感じですか。

このプロジェクトのお話をいただいたのが昨年の12月末で。原作のなかの“噂話”というフレーズを拾い上げて、噂と言えばだいたい今のご時世スマホから情報をとって、本当か嘘かわからないようなことを噂してる人いるじゃないですか。僕もそうだし誰もそうだと思うんですけど、そこをちょっと掘り下げてみたんですよね。噂好きでずっとスマホばっかりいじってる、今の時代よくいるネット中毒、スマホ依存みたいな女の子・桜を作り上げて、それと正反対の男の子・洋介を作っていった感じ。
最初は正反対だから二人は惹かれ合って、いいなと思うんだけど、やっぱりそんなことはなかったっていう。で、そこにはいろんな裏設定があるんです。例えば洋介は心理学を勉強しているんだから、冷静に、客観的にみたら桜みたいな女の子が考えていることとか分かると思うのに、自分がいざその状況になると、意外と自分のことに疎くなるというか。そういうことも込めてみました。

――この場面は絶対に入れたかったとか、この流れはすごく気に入ってるというシーンはありますか。

編集はこれからなので、実際にそれが出てくるか分からないですけど、最初の、白いカップにコーヒーが注がれる画だったりとかはこだわって何度も撮りました。自己満足ではありますけど、ラストシーンにも、自分の中でイメージがあります。実際それが画として分かるかどうか・・・。
例えば、「時代が違えば二人の恋が上手くいってたんだろうか」とか、ドラマ中に出てくるフレーズは僕が考えているんですけど、ちょっと昔風にして、そこの時代の移り変わりというか・・・あくまで想像の世界なんですが、もし彼らが携帯電話、インターネットなんてない時代に出会ってたら、というところで時代が切り替わる場面があります。同じ場所でも、まったく違う世界観の映像になってて、そこからまた戻る、みたいなところとか、編集でうまいことできれば見ていて面白い絵になってるのかなって思いますね。そこの会話とかもコメディータッチにして。台本に書いてないことも付け足したりしました。
あとはテロップ。現場で、タイトルテロップがここで出て来たら面白いかなとか考えていて。それが実際どこまでできるか分からないけど、実現したらめちゃくちゃ面白いだろうなと思います。

――初ドラマ監督とはいえ、かなり創作に対するモチベーションの高さを感じます。それは昔からですか?

昔からですね。作ることがすごく好きで。曲も作りますし。単純に作ってる時間、頭の中で想像しているものを足していくのが面白い。だから監督している時も、ロケハンしながら、「ここでこのシーン撮って・・・」って想像している時が楽しくて。実際そこに役者さんが衣裳を着て、自分が指定した小道具とかが置いてあるところで、自分の原案からできた本の中身、要は全部僕がイメージしていることが具現化されているわけじゃないですか。すごく楽しいんですよ。
だから責任とか、完成度の度合い、善し悪しは置いといて、とにかく楽しいんですよね。大好きです!急な告白だけど(笑)。

城田優_8

ミュージカル『エリザベート』、ドラマ『表参道合唱部』、『わたプロ』監督・出演と多忙の城田監督。撮影ウラ話や今後の夢など、トークは後半へ続きます!

(文/金本美代)

RELATED TOPICS

関連記事

注目のキーワード

今エンタステージで話題のキーワード一覧

RANKING

アクセスランキング

HOT ENTRY

注目のインタビュー

INTERVIEW

独占インタビュー

TOP