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ホリケンの頭の中がそのまま芝居になった!?『オマエは渋谷の夜回りおじさんじゃない!!』堀内健インタビュー

お笑いトリオ・ネプチューンとしてテレビに引っ張りだこのホリケンこと堀内健。彼が構想・脚本を手がけた自作自演の舞台プロジェクト『オマエは渋谷の夜回りおじさんじゃない!!』が2015年8月21日、演劇の聖地、下北沢本多劇場で幕を開ける。堀内健の頭のなかに浮かんだ「ものがたり」をできるかぎり本人のイメージに忠実に上演する企画「堀内夜あけの会」第二弾!2014年5月の旗揚げ公演に引き続き、出川哲朗をメインキャストに迎えるほか、中村昌也や伊藤修子らが出演する。
バラエティやコントとはひと味違う、芝居という世界へ挑戦する意気込みについて、堀内に話を聞いた。

堀内健

――「堀内夜あけの会」は、昨年に旗揚げされましたね。普段はテレビのバラエティ番組やネプチューンとして活躍されていますが、なぜお芝居をすることに?
最近はネプチューンのネタをあまりやる機会がなくなって、その時ちょうど本多劇場のスケジュールが空いたという話を聞いて、舞台をやってみようかなーと思ったんです。
実際にやってみると、やっぱりテレビと違って舞台は、ナマのお客さんの反応があるので、いいなと。大変だったけど、充実感がすごくありましたね。

――ネプチューンのホリケンとしてではなく、堀内健さん個人で挑まれていることについての思いは?
慣れていないことに挑戦するのもいいなあと思ってます。メンバーにもいろんな人がいるから、みんなのことをちゃんと考えようとはしていますし。座長としてみんなをちょっとはまとめなきゃいけないと思いますね。ネプチューンだともう家族みたいだから、別に何してもいいんだけど……(笑)

――ネプチューンの名倉さんと原田さんは、前回の舞台を観てどんな反応でした?
きっと「健が好きそうな感じだなあ」って思ってくれてるんでしょうね。でもその時の自分は、二人の感想をどう受け止めるかというところまで余裕がまわらなかったですね。今回はわからないですけど。

――次は第二回公演なので、前回よりは余裕があるかもしれないですね。今回も着想から執筆までご自身で書かれてみて、どうでしたか?
大変でした!書いた後は、演出の村上大樹さんにだいぶなおしてもらって形になってきました。第一回公演の時もそうやって完成させたんです。
僕は書くのにけっこう時間がかかるんですよ。1ヶ月以上ファミレスに通って、なにも思いつかなくて悩んだり。脚本を書くことに慣れてないんですよね。今まではネプチューン三人でのコントを考えていたけど、三人以上登場してくるとワケわかんなくなっちゃって、大変でしたね。

――舞台とコントでは全然違いますか?
一番違うところは、登場人物が多いこと!脚本を書くにしても、人間関係や、生い立ちや、起承転結や……深いですね。
あと、コントの場合はけっこう当て書きじゃないですか。だから(原田)泰造にこれをやらせたら面白いなとか、(名倉)潤ちゃんにこれをやらせたら面白いなとか考えられるんですけど、今回の芝居は当て書きではないですからね。

堀内健

――「堀内夜あけの会」のコンセプトは堀内さんの頭の中に浮かんだ物語を忠実に再現されているそうですが、今回はどんな時にうかんだ物語なんですか?
前作『恐怖 タコ公園のタコ女』の時は、ほんとにタコ公園でタコ女を見たんです!妖怪みたいな女性を、恵比寿のタコ公園で!
でも今回はゼロからのスタートだったので、無理やりアイデアを考えました。まず「夜回りおじさん」っていうワードが浮かんできたんです。頭のなかにふと思いついたというより、書き溜めたネタ帳を見ながら思い浮かびました。なんか引っかかったんでしょうね〜。昔から夜回りおじさんって凄い仕事だなって思っていて、ボランティアで街を見て回るということには興味があったんですよ。

――今回舞台が「渋谷」になったのは?
「渋谷」に限定したのは、新宿より渋谷のほうがなんとなくドロドロしていなくていいかなあと思ったから。新宿ってちょっと生々しいイメージがあって怖いんですよ、実際は違うかもしれないですけど。あと、渋谷なんかに昔いた赤いベレー帽をかぶった民間警察みたいな人たちをイメージしています。それに僕にとって渋谷は、東急ハンズや居酒屋やなどでいっぱいバイトをしていたので詳しいし、思い入れもある町なんです。
そこで夜回りおじさんを中心にした物語を膨らませました。夜回りおじさんがあらぬ疑いをかけられて、そこから大きな話に発展していくっていうストーリーです。

――物語が展開するごとに、渋谷だけでなくどんどん舞台を広げていきますよね。
もう宇宙までのつもりで(笑)まさにダイナミックです!ダイナミックなんですよ~!

――歌あり踊りありですしね!
65%くらいはミュージカルなので、観ているだけで顔が微笑んでしまうようなハッピーな感じですね。

――前作でもミュージカルシーンがありましたが、ミュージカルがお好きなんですか?
そんなに観たことないですけど、ミュージカルっぽい映画は好きですね。ディズニーとかの、すぐに歌う感じが好きです。『アナと雪の女王』とかも歌ばっかりじゃないですか?

堀内健

――ヒューマンドラマチックサスペンスと銘打っているように、楽しいだけでなく感動的な展開もあると思うんですが、泣けたりもします?
どうかなあ……ストーリーで泣けるというよりも、歌などのパフォーマンスで泣けるのはあるかもしれないですね。ストーリーで泣く人ももしかしたらいるかもしれないけど、泣かそうとは思ってないです。舞台のナマのパワーを感じていただいて、泣くというより、感情が高ぶるかもしれないですね。
とりあえず、この芝居の世界に入ってほしいです!僕もお客さんが入ってこられるように頑張ります。とくに刺激が欲しい人とか、夏の思い出が欲しい人とかにはお勧めです。

次ページでは、キャストの出川哲朗さんの役者としての魅力のほか、稽古場の様子を語っていただきました。

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――ズバリ、作品の一番の見どころはどこでしょう?
すごくキャラの濃い人たちがいっぱい出演していることです。ジュラシックパークのような!

――個性的でパワフルな方が多いですよね。一緒に演じていて自分が吹き出しちゃうことってありますか?
出川さんが切ない顔をするので、お腹が減ってる犬みたいに見えて、ほんとに面白いですね。あと、戦いのシーンがあるんですけども、THE 石原さんがすごく強いんですね。スティーブン・セガールみたいに負けない強さなんですよ。そういうのは見ていて気持ちいいですね。

――出川さんは前作も出演されていましたね。出川さんの役者としての魅力はどんなところですか?
やっぱり声がすごく聞きやすい!山﨑薫ちゃんという新国立劇場の養成所へ通っていた本格的な子と二人で歌い合うシーンがあるんですけど、負けてないです。ほんとにすごいなあ。それに出川さんは劇団SHA.LA.LA.の座長などで役者の経験もあって、演劇にも詳しいし、いろいろと細かいことを教えてもらっています。舞台役者としてもすごいなあって思いますね。テレビと違うところも多いので、リアクション芸じゃない要素がいっぱい見れますよ。
それに出川さんは、必ず15分前に稽古場に来るんですよ。僕はギリギリなんですけど……。稽古中も、やっぱり出川さんがいるからあったかいオーラに包まれて、ほんわかした雰囲気です。

堀内健

――稽古は楽しいですか?
稽古場では毎回、みんながアイデアを持ち寄っていろいろ変えていくのが楽しいですね。でも練習でいろいろ試しているだけで、本番ではアドリブはたぶん少ないと思います。稽古場で出たもののなかで、選りすぐりの面白いのをやることになりそう。

――堀内さんも稽古場ではかなりアイデアを出されますか?
演出は村上さんがつけますが、僕も「こういうふうにしたらどうですか?」とは言いますよ。でも僕はどちらかというと教えてもらっているほうですね。「ここはこういう感情だからこういうふうにしないと」とか、相手の台詞をちゃんと聞いたりとか、芝居の基本から教わっています。

――そもそも村上大樹さんと組むことになったのはどういった経緯なのでしょうか?
以前からの知り合いなんです。昔、鈴木おさむさんの舞台に一緒に出演して、そこからの繋がりですね。信用できる演出家さんですし、芝居の中でも自由にやっていいというスペースをくれるので、すごく大変だけどやりがいがあります。

――なかでも一番苦労されている点はどこですか?
踊るシーンはみんな慣れてないので、大変ですね。(笑)僕もちょっとだけ踊ります。出来はまあ、ナントカって感じです(笑)

――舞台をやることで、今後のコントづくりに影響はありそうですか?
どうかなあ~、ちょっとはあると思います。物語の骨組みをちゃんと考えるようにはなっているかもしれないですね。

――ではこの「堀内夜あけの会」企画、今後も第三弾、四弾と続けていきますか?
大変だけど、やった方が得るものは多いから、なんにもやってないよりはいいかなあ。どんなものが出来上がるかはわかりませんけどね。その時に思いついたことを芝居にしていきたいです。

堀内健


堀内健流ヒューマンドラマチックサスペンス。斬新極まりない<ホリケンワールド全開>の舞台が期待できそうな本作。あなたは堀内健の描く世界に、ついて来れるか・・・!?

公演は下北沢 本多劇場にて、2015年8月21日(金)~23日(日)まで。
チケット情報
ローソンチケットにて各公演の前日まで発売中!!
Lコード:32828
電話番号:0570-084-003(Lコード必要)
     0570-000-407(オペレーター対応)
店頭販売:ローソン・ミニストップ店内Loppiで直接購入いただけます。

(文/河野桃子)

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