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ミュージカル『サンセット大通り』鈴木綜馬インタビュー!「またこの作品に出演できることに幸せを感じています」

――マックスを3年ぶりに再び演じるにあたって、さらに深めたいところはありますか?

もう初演でなにやったかあまり覚えてなくて(笑)。今回わりとゼロから作っていく感じでした。でもジョーに対しては、ボン、と力で返してたけど、今回は怒りのテンションで向かって来ても、それをスッと受け止めながら、淡々と対峙していくとかは今回演出のなかに新たにあったりしますね。そういったちょっとの新しいことって言うんですか? そう言うことにトライしているのが、とてもクリエイティブな時間として楽しいですね。

鈴木綜馬『サンセット大通り』

――今回は、ノーマ役もジョー役もダブルキャストですよね。

ノーマが2人いるのは一夫多妻みたいで嬉しいですよ(笑)。

――そうなんですね(笑)。安蘭けいさんと濱田めぐみさん、それぞれの魅力があると思いますが。

そうですね。どちらもすごく素敵です。なんて言ったらいいのかな? 二人の女優さんがおのおの生きて来た、体験して来た演劇的な経験なども含めて、等身大のものがこう……やっぱり演技のなかに出てくるんですよね。そこが垣間見れる瞬間が、僕にとっては至福の時です(笑)。二人とも、ノーマを作り込もうとしていないんですよ。演出家もそういうふうにディレクションしていない。二人それぞれの良いところを、そのまま役に投影させているというか。抽象的な言い方ですけれど。

――では、ジョー役の平方元基さん、柿澤勇人さん二人の魅力はいかがですか?

元基くんは、安定したオーソドックスなものを感じます。立派な背丈、表現力のある声にも恵まれて。理想的な演じ方をしている。かたや勇人くんは、すごくヒリヒリ、ザラザラした、荒々しいものをストレートに提示しようとしてるところが面白いですね。

――稽古場では二人にアドバイスをされたりするんですか?

演技のトレンドがどんどん変わってきているので、自分が何かを教えるってことより、むしろ若者たちから何を吸収するかっていうことのほうが大きいと思っているのですよ。二人からはいろんな面で刺激を受けながら一緒に稽古をしています。

――最後に、いよいよ開幕となりますが、改めましてメッセージを。

ロイド=ウェバーの作ったこの楽曲に、どうお芝居をリンクさせていったらいいか。さらに相乗効果でいいものを客席に届けられるかということを考えています。お客様が何を見たいか?どう楽しみたいか?ワクワクしてくれるか? すべてはお客様の最大の利益になるように。それを大きな目標として、裕美さんをはじめ僕たちは結束しています。ぜひぜひ劇場へ足をお運びいただければと思います。

◇鈴木綜馬プロフィール◇
1960年12月20日生まれ、東京都出身。1982年、劇団四季に入団。『ジーザス・クライスト=スーパースター』『ハムレット』など多くの作品に出演。1998年に退団した後も舞台、ドラマ、ライブなど多岐に活躍。最近の主な出演作に、ミュージカル『タイタニック』『フルモンティ』『シェルブールの雨傘』など。8月21日(金)より、東京、大阪にてミュージカルショー『End of the RAINBOW』、11月に神奈川にて『フロッグとトード』に出演予定。

(文/金本美代)

サンセット大通り

作品情報サンセット大通り

ハリウッドの光と闇を描いた内幕物の決定版!

  • 公演:
  • キャスト:安蘭けい、濱田めぐみ、平方元基、柿澤勇人、鈴木綜馬、ほか

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