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クロノス (2015年)

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クロノス

人の持つ「熱」を思い出させてくれる名作。

物質を過去に飛ばす機械、クロノス・ジョウンターの開発に携わっていた主人公・吹原和彦は、ある日、会社の近くの交差点で、タンクローリーが横転し、角の花屋に突っ込むのを目撃する。花屋の中には吸原が中学時代から思いを寄せていた女性がいた。事故が起きる直前に行って彼女を助けようとした吹原は、クロノス・ジョウンターに乗り込み、自分自身を過去へと跳ばす…。

誰しも、その人生の長短に関わらず、一度は「タイムトラベル」的な空想をしたことがあるのではないだろうか。もしもあの時代に行けたら、あの日に、あの場所に戻れたら、と。ただ大人になるにつれ、逃れようもない「現実」の重さに押しつぶされ、「もしも宝くじが当たったら」くらいのリアルで小さな空想でとどめてしまいがち。本作はそんな心のタガを思い切り壊し、大人でありながらも少年少女の頃のような壮大なフィクションの世界にいざなってくれる。

どの登場人物もまっすぐで熱い。青春ドラマさながらの熱さだ。この熱さにやや居心地の悪さを感じる大人もいるかもしれない。だが安心してほしい。スピード感あふれる展開と、主人公の全てをかけた「強さ」がいつしかその戸惑いを吹き飛ばしてくれるはず。むしろ大人だからこそ、熱のさらに向こう側にあるせつなさや苦悩、葛藤も見えてくるのだから。大人になってよかった、と想える瞬間がそこにあるのだ。

やたらトリッキーな演出にしたり、向こう一週間くらい「この物語のテーマはなんだ?」と悩ませるくらい小難しい作品が多い中、非常にシンプルでわかりやすい。初心者にも安心して薦められる作品だろう。

クロノス 詳細情報

主催
  • WOWOW
  • 日本テレビ
  • ネビュラプロジェクト
公演
劇場
  • サンケイホールブリーゼ
  • サンシャイン劇場
キャスト
スタッフ

『クロノス』公式ホームページ

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