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火のようにさみしい姉がいて (2014年)

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火のようにさみしい姉がいて

大竹しのぶ×宮沢りえ 2人の女優が“伝説の舞台”に挑む!

「オセロー」の開演を待つ楽屋で俳優(段田安則)とその妻(宮沢りえ)がお腹の“赤ちゃん”について出口のない会話を交わしている。仕事にも人生にも煮詰まった2人は転地療養と称し、20年振りに夫の故郷である雪国へとやってくるのだが、道を尋ねようと入った理髪店で男がシャボンのカップを誤って割った瞬間、男の“姉”と名乗る不思議な女主人や、得体の知れない客たちが次々と現れ、男の過去に強引に踏み込んでいく…。

1960年代後半の活動初期から多くの共同作業で様々な熱狂を生み出してきた劇作家・清水邦夫と演出家・蜷川幸雄。いつしか「ゴールデンコンビ」と称されるようになった2人の作品は演劇界で常に熱い風を吹かせてきた。本作『火のようにさみしい姉がいて』は1978年、1996年に清水邦夫が主宰する「演劇集団 木冬社」で清水自身の演出によって上演され、盟友・蜷川による演出での公演は今回が初となる。

本作の見どころの1つが舞台では初めてとなる大竹しのぶと宮沢りえ…2人のトップ女優の共演である。理髪店の女主人であり、男の“姉”だと主張する中ノ郷の女を演じる大竹は作品のキーパーソンとして男とその妻を見事に翻弄していく。才能ある女優でありながら、結婚した男の為に自身は裏方に回る妻を演じる宮沢は儚さと強さとを兼ね備えた1人の女性を凛とした姿で魅せる。段田安則演じる男が2人の女の間で揺れ、混乱していく姿には可笑しさと物哀しさの両方を刺激される。

本来懐かしく甘やかであるはずの“故郷”が小さなきっかけから“恐怖”の対象になってしまう展開を、山崎一、平岳大、中山祐一郎、市川夏江、立石涼子、新橋耐子らの実力派俳優とさいたま・ゴールドシアターのメンバー達が心理的、視覚的の両面から立ち上げて行く様は時にスリリングで時に怖ろしくも美しい。“鏡”を前に、一体誰が真実を話し、誰が虚構の世界に生きているのか…。清水邦夫の詩的で示唆に満ちた戯曲を蜷川幸雄が具現化し、力のある俳優達が舞台上でその世界を生きる『火のようにさみしい姉がいて』。この化学反応をぜひ体感して欲しい。

火のようにさみしい姉がいて 詳細情報

主催
  • シス・カンパニー
公演
劇場
  • Bunkamuraシアターコクーン
  • ほか
キャスト
スタッフ

『火のようにさみしい姉がいて』公式ホームページ

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