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太陽2068 (2014年)

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太陽2068

二つの“人類”は、真の意味で共存することができるのだろうか。

21世紀初頭、世界的なバイオテロで拡散したウイルスで人口は激減し、政治経済は混乱、社会基盤が破壊されていた。その数年後、感染者の中で奇跡的に回復した人々が注目される。彼らは免疫や代謝において人間をはるかに上回る身体に変化していた。変異は脳や精神面にも及び、頭脳は明せき。だが、紫外線に弱く太陽光の下では活動できないという欠点がある。彼らは自分たちをホモ・ノクセンシス―「ノクス」と名乗るようになる。

ノクスの登場で旧人類と位置づけられた人間は、ノクスへの弾圧を強め各地で内戦が発生。だが、徐々に政治経済の中心はノクスに移り人口も逆転してしまう。ノクスの登場から約半世紀、キュリオ(骨とう品)と呼ばれるようになった旧人類は、ノクス社会に依存し細々と暮らすように。そんな中、かつてノクス殺傷事件を起こし、ノクス自治区から経済封鎖を受けていた集落“長野8区”はその制裁が解け、再びノクスとの交流を始めるが――。
同じ人間ながら“異質”なゆえに信頼関係が築けず、反目と差別感情への葛藤を繰り返す「ノクス」と「キュリオ」。両者が辿り着く未来の形とは!?

運命を受け入れるのか、今を捨てて違う人生を選ぶべきか、という若者たちの葛藤。正しい選択をしたはずの大人たちが「捨てたもの」に対して抑えきれない感情を見せる姿。観客はおそらくどちらかの姿に胸をえぐられるように思うだろう。どんなに進化しても人間の本質はそうそう変わるものではない、と知っているから。
だからこそ、綾野剛と成宮寛貴演じる若者たちが最後に選んだ道がとてつもなくまぶしく見えるのだろう。まさに太陽のように。
なお、「ノクス」が暮らす世界をあえて「キュリオ」たちの“下”に作った舞台装置にも注目してほしい。この位置関係が作品に絶妙な効果をもたらしている。

太陽2068 詳細情報

主催
  • Bunkamura
公演
劇場
  • Bunkamuraシアターコクーン
キャスト
スタッフ

『太陽2068』公式ホームページ

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