ブロードウェイ発!この秋冬のステージをピックアップ!!<1>


開幕ラッシュを迎えたブロードウェイ。ミュージカル4本、プレイ12本と、この秋冬のラインナップは圧倒的にプレイの数が勝っている。全体的にスターが出演する話題性別群の作品が例年以上に多く、いつにも増して作品選びには迷ってしまう人が多いに違いない。そこで第一弾は、出演するスターを中心に上演中(または近日プレビュー開始)の注目のプレイ4本を紹介しよう。 

ブロードウェイ注目のプレイ4本

新旧、ジャンルもバラエティに富んだプレイの中でも、とりわけ豪華スターの共演が際立ち、既にチケットが最もとりにくい作品のひとつとなっているのが『蜘蛛女のキス』『マスタークラス』の脚本家テレンス・マクナリーによるバックステージ・コメディ『It’s Only a Play』だ。大ヒット・ミュージカル『プロデューサーズ』のコンビ、ネイサン・レイン&マシュー・ブロデリックというブロードウェイのレジェンドコンビが、劇作家とその親友を演じるというのだから、それだけでわくわくしてしまう人も多いはず。

ブロードウェイの風景

共演には大ベテランのストッカード・チャニング、『アマデウス』のオスカー俳優F・マーリー・エイブラハム、TV『ふたりは友達? ウィル&グレイス』でもおなじみのメーガン・ムラリー、そして『ハリー・ポッター』シリーズでロンを演じたイギリスの若手ルパート・グリントが、なんと演出家役でブロードウェイ・デビュー! 演出は、ミュージカル『ヘアスプレー』ほかでトニー賞に輝くジャック・オブライエン。これ以上はないというほど顔ぶれは、ぜひとも目撃したい一作だ。

『エレファント・マン』(11月7日プレビュー開始)は、トニー賞作品賞に輝く名作のリバイバル。『アメリカン・ハッスル』のイケメン俳優ブラッドリー・クーパーが、生まれつきの奇怪で醜悪な外見により”エレファント・マン”と呼ばれた実在の青年ジョン・メリック役を体当たりで演じる。

ユアン・マクレガー主演の、才人トム・ストッパードによる不倫をテーマにした名作『The Real Thing』も話題の一作。マクレガーと不倫相手役のマギー・ギレンホールが、そろってブロードウェイ・デビューを飾り、主人公の妻をトニー賞女優のシンシア・ニクソンが演じている。2度目のリバイバル上演となる名作で、実力派の共演がどんなアンサンブルを奏でるのかが見ものだ。

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みんな大好きヒュー・ジャックマンが、イギリスの気鋭の劇作家ジェズ・バターワースのスリリングな三人芝居『The River』の主演でブロードウェイに戻ってきたことも話題だ。共にブロードウェイデビューを飾った二人の女優を相手に、ジャックマンの熱演が観客を魅了する!

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